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医療法人

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脳の病気の診断

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脳血管撮影

 脳へむかう動脈の中にカテーテルという細い管をいれて、ここから造影剤を流してレントゲン写真をとり、脳の血管を写しだす検査です。脳の表面を走行する血管が見えますので、血管の走行から脳内の病変などを判断することができます。CTやMRIなど脳の中が直接見える検査が実用化される前は、脳を間接的に観察できる重要な検査でした。脳血管や首の血管にカテーテルを直接いれるため、多少の危険がありますので、現在ではCTやMRIで脳血管が関与する病気が疑われてはじめて行われる検査です。しかし、死亡率が高いクモ膜下出血をおこす脳動脈瘤などの詳しい検査や治療には必須の検査です。

 この脳血管撮影を利用して、大脳の優位半球が左右どちらかをしらべることができます。原理は単純でアミタールテストといって、脳血管撮影で造影剤の代わりに麻酔薬を左右別々に流して、言葉が出なくなったほうが優位半球です。麻酔が切れるともとに戻ります。脳の一部を切除する必要がある病気の手術前などに行う特殊な検査です。
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